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日独ゼミナールに参加してきました!-2018年10月6日

10月6日土曜日に新潟市中央区のクロスパルにいがたで行われた日独ゼミナールに参加してきました!

今回は新潟大学人文学部准教授の阿部ふく子先生に「ドイツ観念論と現代」という演題でご講演いただきました。

最近のマルクス・ガブリエル人気によりドイツ観念論を学び直そうと思っていた折にこのような会が開催され、哲学を学び直すいい機会となりました。

 

副題として「現代における哲学の可能性」といったものが定められていた本講演は、ドイツ観念論を中心に「哲学を学ぶ/教えるとはどういうことなのか」や「哲学を含めた教養のあり方」といったテーマを、「歴史をなぞりながら考えるというもので、現役の学生から教授、企業に勤める社会人から引退後に学ぶ方まで様々な立場から考えられる興味深いものでした。

 

さて、哲学を含めた教養というものは、様々な定義がなされているものの、ひとつ例を挙げるとすれば、「個人が社会とかかわり、経験を積み、体系的な知識や知恵を獲得する過程で身に付ける、ものの見方、考え方、価値観の総体」(文科省のHPより引用)というものがあります。

 

この定義によれば、教養を身につけるにあたって、社会とのかかわりや経験といったものが重要となってきますが、その契機を提供する場としてこの新潟日独協会は有用であるように改めて実感しました。

 

ドイツという軸をもって新潟日独協会というコミュニティの中でかかわり合い様々な体験をしてきたことを思い起こしながら、今後の日独協会がどのような機会を提供できるのか、改めて考えさせられる時間でした。