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【クラウドファンディングの記録②】プロジェクト発足

*クラウドファンディングの際に、Readyfor様のWEBサイトを通じて投稿した内容を、記録のため再編集し掲載しました。

 一部表現が、クラウドファンディング用のままとなっておりますが、ご容赦ください。

*現在、クラウドファンディングによる募集は終了しており、通常の寄付募集のみ行っております。

 記念碑建立の趣意書および寄付先はこちら→新潟ドイツ領事館跡記念碑建立

ドイツ領事の名は…?

新潟ドイツ領事館は、開港の年から1882(明治15)年までの約13年のあいだ開設されていました。新潟にあった4つの外国領事館のなかでもっとも長く、また最後まで設けられていたのが、このドイツ領事館です。

 

参考:明治の新潟にあった外国領事館

〇イギリス 1869年2月~1872年10月、1876年7月~1879年10月

◎ドイツ  1869年9月~1882年7月

〇オランダ 1869年11月~1870年8月

〇アメリカ 1870年10月~1870年11月

 

領事は、貿易商人でもあった「ライスナー」が継続的につとめました。「ライスナー」はドイツ西部の町クレーフェルトの有力商家の生まれで、新潟領事となった時はまだ29歳でした。

 

新潟港で居留外国商人が活動していた明治前半期、そのほとんどはドイツから来た商人たちでしたが、領事館はその彼らの商業活動を支える機能を果たしていました。いわば、開港場らしい港の姿を支え続けたのがドイツ領事館でした。特に後半期の所在地(下大川前通三ノ町)は、当時は信濃川の河岸に位置し、後に架けられた新潟市を代表する橋・萬代橋にも近いことから、まさに新潟開港を象徴するにふさわしい場所と言えます。

新潟ドイツ領事館について

1869(明治2)年9月

ライスナーが来港しドイツ(北ドイツ連邦)領事館が開設される(所在地は本町通七番町)。

 

1872(明治5)年6月

ドイツ帝国領事館に改められる。

 

1877(明治10)年1月

下大川前通三ノ町へ移転する。

 

1882(明治15)年7月

ライスナーが離港し領事館が閉鎖される。

新潟ドイツ領事館後記念碑を建立するために必要な経費

このプロジェクトは、今年のはじめから新潟市民・県民向けの呼びかけから始まっています。総目標額500万円に対して、1次締め、2次締めと浄財のお願いをしてまいりましたが、まだ目標に到達しておりません。

 

2019年4月20日に完成披露除幕式を予定しておりますが、その前日には、全国日独協会連合会の総会を、新潟で初開催する番となっており、他都道府県からの来賓も多く予定されております。全国日独協会連合会総会の予算とはしっかり区別しておりますが、多くの来賓を迎えての完成披露除幕式を考えているため、その費用も必要です。

 

2019年4月20日までに、「新潟ドイツ領事館跡記念碑」を1基作成し、完成除幕式を行ったことをもって、プロジェクトを終了します!

ぜひ、皆様の浄財による記念碑建立にご支援をお願いいたします。

記念碑建立と募金計画

 

1.記念碑建立予定地

 新潟ドイツ領事館跡地

 (新潟市中央区下大川前通三ノ町・新潟グランドホテル第二駐車場敷地角)

 ※建立用地は新潟グランドホテル様が無償で提供して下さいます。

 

2.募金目標総額

 500万円

 ※最低目標額350万円として、以下の内訳を予定しております。

  照明の縮小や工事費/デザインフィーの価格交渉によりプロジェクトは実行する見込みは立っています。

 

  ・記念碑デザイン、施工管理   400,000円

  ・植栽工事           600,000円

  ・記念碑製作          2,200,000円

  ・舗装・外構工事        600,000円

  ・照明             800,000円

  ・ガーデンファニチャー     180,000円

  ・完成披露除幕式        180,000円

  ・クラウドファンディング手数料 40,000円

 

3.除幕披露予定日

 2019年4月20日(土)

私たちが皆様にお返しできること

前述のとおり、このプロジェクト自体は今年のはじめからスタートしており、すでに多くの新潟市民・県民の皆様からご支援をいただいております。また、ご寄付いただいた皆様に対しては、記念碑建立の趣旨から、特別なお返しは行わなず、新潟日独協会のホームページ上にてご芳名を掲載させていただくことのみとさせていただいております。

 

*すでにご寄付いただい方々のご芳名はこちら

 

よって、このクラウドファンディングを通じて、ご支援いただいた皆様に対しましても、同様のお返しとなってしまうこと、どうかご理解賜れれば幸いです。

 

何よりも、皆様からのご支援に感謝し、新潟とドイツをつなぐ架け橋となり、新潟の発展に寄与していく取り組みを続けることが大切と考え、新潟日独協会として、ひいてはその中でも青年部として、明治初期のドイツ人青年領事に思いを馳せながら活動していきたいと考えております。

 

どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします!

プロジェクト発足時に掲載したプロジェクト概要はここまで。

新潟ドイツ領事館記念碑建立のPRとして定期的に更新した新着情報は次回③以降お届けします。お楽しみに!